南海トラフ巨大地震対策としては
地震の発生を予測することが
甚大な被害を防ぐ方法となりますが
南海トラフ巨大地震についての調査は
どれくらい進んでいるのでしょうか。
内閣府の
「防災情報のページ」を見ると
「南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性に関する調査部会」という
南海トラフについてのワーキンググループが
南海トラフや南海トラフ地震について情報収集や検討を行っているようです。
今のところ
南海トラフ地震がいつ起こるのか
その予測についての検討が活発に行われているようです。
今後いろいろと
南海トラフ地震についての情報が出てくると思いますので
内閣府のサイトはこまめにチェックしておいたほうがよさそうです。
⇒
内閣府の防災情報のページへ
「南海トラフ地震発生帯掘削計画」が
2003年より始まっているのですが
これは
世界24ヶ国が参加する多統合国際深海掘削計画(IODP)というプロジェクトの一環で
日本の地球深部探査船「ちきゅう」と、米国の掘削船2隻
その他欧州が提供する特定任務掘削船の複数の掘削船で
深海底の掘削調査を行います。
この調査では
地球環境変動や地球内部構造などを解明することが目的で
掘削調査は、ある程度の年数をかけて
計4ステージ行われます。
すでに第3ステージまで調査が終了し
調査によって得られたデータの分析が進められている状態です。
そして
今月から、「ちきゅう」による
海底下5200メートルの掘削調査が熊野灘で行われるそうです。
海底下5200メートルまで掘り下げるって
本当に大規模な調査だと思うのですが
ちきゅうには頑張って欲しいですね。
実は以前にも
同じ地点での掘削調査が行われたようですが
途中で断念したんだそうです。
南海トラフの活動の実態が分かれば
それだけ確実に南海トラフ巨大地震の発生を予測できることができるので
うまくいってほしいな、と思います。